守田です(20251201 15:00) 明日に向けて(2543)
● こんどプロジェクト主催の学習・活動交流会で小出裕章さんが講演されました!
2025年11月15日に龍谷大学で「福島原発事故避難者支援 学習・活動交流会」が行われました。
主催:「こんどプロジェクト」・後援:京都民医連機関連合会、原発を考える伏見フォーラム、平和・民主・革新をめざす伏見の会(伏見革新懇)
この他、ここ10年近く、こんどプロジェクトから助成をいただいてきた10団体が参加しました。
今回紹介する動画はその第1部で小出裕章さんがお話しされたものです。
最前列からiPhoneで自分の記録用に撮影したのですが、お話に感銘したので編集してアップすることにしました!
記録用の録画なので、少々、見づらくもあると思いますが、お話はしっかりと記録できています。小出節をご堪能ください。
なお、僕もこんどプロジェクトから「もりもりプロジェクト」「ヨウ素剤を配ってよ@京都」で毎年、ありがたいサポートを受けてきました。
また助成対象であるもう一つの団体、「国内避難民の人権に関する国連特別報告者による訪日調査を活用する会」でも活動してきました。
それでこの日は「もりもりプロジェクト」代表としてアピールさせていただきました。
この場でもこんどプロジェクトの長きにわたるご支援に心より感謝を申し上げます。
● 原発は差別と格差の温床
小出さんの講演、多岐にわたる内容でしたが、その中でも僕が一番、感銘を受けたのは、原発が原発が差別と格差の温床であることを繰り返し説かれていることです。
そもそも原発は最も電気を使う大都市圏を避けて建設された。小出さんはこう述べられました。「電力の恩恵は都会が受け、危険は過疎地に押し付けられた。こんな不公平・不公正は初めから認めてはいけない」
深く共感しました。そうです。原子力を推し進めてきた人々は原発が危ないことを初めから知っていて、過疎地に建てたのです。差別そのものです。こんな不公平・不公正を許してはいけない。

では危険性はどこにあるのか。小出さんは指摘します。「被曝は必ず健康に害を及ぼす」「私自身は、ありとあらゆる病気が引き起こされると確信している」。
これまたその通り!小出さんは同時に、「その病気は被曝しなくてもあらわれる病気でもあり」「被曝との因果関係の立証することも難しく、結局、被害が無いものにされてしまう」ことも指摘されました。
僕はまさにこの点と格闘し、福島原発事故のヒバクシャにおきている「能力減退症」(三田医師)などを明らかにすることに注力しているので、こうした発言にも共感しました

● 原子力推進のための嘘を暴く
小出さんはさらに原発推進のためのいろいろなウソに触れられました。まず説いて下さったのは「電力需要の逼迫などただのウソ」である点。
実は日本には原発などなくても発電能力は有り余っているのです。例えば原発が夜に電気を作ってしまうのでそれの消費のために作られた「揚水式水力発電所」がいま2747万キロワット分もある。
これだけで100万キロワットの原発27基分にもなる。この施設は普段は動いていません。だからいざとなったらこれを動かすだけで、電気に困ることなどまったくないのです。

さらに「原発などやればますます電気代が高くなる」だけ。しかも動かせば動かすだけ死の灰が増えていく。すでにこれまででも死の灰の総量は広島原爆120万発分になっている。
その処理がまたも過疎地に押し付けられつつあると共に、「その毒物は10万年から100万年の管理を必要とする」。だからやってはいけないのです。
その上、「次世代型の革新炉の開発・建設などいずれも夢物語」。それどころか高速増殖炉だって「あと〇〇年でできる」と言いながら完成nめど伸び続け、結局ダメになった。でも誰も責任を取っていない。
それらに続いて小出さんは「必要なのは『低炭素社会の実現』ではなく『低エネルギー社会』」と述べられました。
「(地球温暖化の)原因の一つに二酸化炭素があるかもしれない。ただそれだけのことなのに、多くの人は二酸化炭素だけに目を奪われている。地球の生命環境が大切であるというのであれば、二酸化炭素の放出を減らすという生易しいことではすまない。何よりも大量生産、大量消費のエネルギー浪費社会の廃止こそ必要である。あらゆる意味で原子力は最悪の選択だし、代替エネルギーを探すなどという前に、まずはエネルギー消費の抑制こそに目を向けなければならない」。これもその通りです!

● 為すべきことは戦争と差別のない世界を作ること
こうしたお話の後に、小出さんは自民党政権が原子力にしがみつく目的が、核兵器の潜在的能力の保持であること、原発政策と核政策がセットであることを指摘されました。その上で本当に必要なこととして以下の二つを指摘されました。
ます日本国憲法の前文を引用しつつこう述べられました。「軍隊(自衛隊)を廃止し、軍事同盟(日米安保体制)を廃止し、武器を作る企業を禁止すること」。

さらに差別をなくすことこそ原発を無くすことにつながるとも。「誰の周りにも差別問題はあるはずだ。それぞれの人が原発に関わることができなくても、差別をなくすために闘ってくれるなら、原発は止まるし、その時には戦争もなくなるはずと思う」。そう。戦争と差別のない世界を作ること。そうすればおのずと原発は無くなっていくのです。

以上、僕が感銘した点を軸に講演内容を紹介しました。最後に小出さんはご自身のメールアドレスとホームページを紹介されられたので、ここではホームページのみ紹介しておきます。
どうしてもメールで質問されたい方は、動画の中でアドレスが紹介されていますので、そこからアクセスされてください。
小出裕章さんホームページ
https://www.go.tvm.ne.jp/~koide/Hiroaki/index.htm
みなさま。差別と格差の温床、不公平・不公正の原発をみんなの力で止めましょう!そのために戦争と差別に反対していきましょう!
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