明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

これは見過ごせない!柏崎刈羽6号機制御棒トラブル未解決のまま動かされようとしている!―後藤政志さんに詳しく聞きました(動画あり)

守田です(20251210 16:30) 明日に向けて(2547)

● 再稼働の問題点をしっかり学ぼう

柏崎刈羽原発の再稼働を新潟県知事が容認してしまいました。本日10日には泊原発の再稼働を北海道知事が容認してしまいました。危険な原発が動かされようとしています。
この問題を徹底分析する学習会を13日土曜日午前10時からzoomで行います。ぜひご参加ください。

詳細はこの記事をご覧ください。なお記事には書いていませんが、泊原発のことにも触れます。

柏崎刈羽原発再稼働問題を徹底分析!ご参加を!―『AFTER TEN YEARS』を読む会番外編(12月13日土曜日午前10時)

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● 後藤政志さんに制御棒問題をお聞きした動画を紹介します

この学習会を前にして、9日に後藤政志さんが京都に立ち寄ってくださったので、柏崎刈羽原発の問題点についてお話しいただきました。僕との対談形式で行いました。
後藤さんは元東芝格納容器設計者で、同原発6号機の設計にも携わられた方です。同原発はかなりたくさんのことを抱えていますが、今回はその中で特に制御棒問題だけを選んで、しっかり教えていただきました。

なお撮影場所に市民環境研究所(京都市左京区)をお借りし、研究所代表理事の石田紀郎さん、もりもりプロジェクトの柳田かや乃さんに同席していただきました。撮影前に4人で話をし、論点を明確化させてオンエアしました。
FacebookページでLive配信をしたのですが、そのアーカイブ動画を紹介しますので、ぜひご覧ください。なおFacebookの動画は30日で消されてしまうので、後日、YouTubeのもりもりチャンネルにも投稿します。


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● 対米戦争突入と原発推進策は似ている

この日の話、ちょうど前日8日が対米戦争開戦の日だったので、守田が8日に書いたブログ内容の紹介から入りました。
あの戦争のとき、日本政府の首脳陣たちは、絶対にアメリカに勝てないことを熟知していたのです。熟知です!でも誰も止めなかった。批判の矢面に立ちたくなかったからです。
つまり誰も国の危機を止めようとしなかった。「愛国心」なんて持ってなかったのです。
同じことが原発政策で起きてます。原発に展望がないこと、オワコンであることなど実は誰もが分かっているのです。だって明々白々だから。さらに地震大国で原発の運転を続けることがどれほど危ないことかも。
しかし止めようとしない。もちろん「愛国心」もうそっぱち。愚かすぎます。このあんまりな事態をひっくり返したい。それでこうした学習の機会を繰り返し設けています。

ちなみにその12月8日深夜、青森近辺で大きな地震が起きました。六ヶ所再処理工場使用済み核燃料プールの水が650リットルも漏れたそうです。
これって「天の警告」ではないでしょうか。でももう何回目の警告なんだろう。本当にここらで完全ストップさせないといけない。
なおこの点について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

84年前、日本は必ず負ける戦争にのめり込んだ。政府中枢にいた誰もこの国を守ろうとはしなかった。-対米戦争開戦の日に

moritasccrc.hatenablog.com


● 制御棒問題の重大性

さてそれでこの日に後藤さんにお聞きしたのは、同原発のあまたの問題のうち、8月25日に再稼働を目指している6号機の制御棒が途中で止まってしまったことです。
しかもそのままでは運転開始できないからと、東電はなんとその制御棒を強引に引き抜いてしまいました。それで原因究明に至れなくなってしまった。引き抜けなくなった原因を解明せずに強引に処理してしまったのですから。
そもそも制御棒は、原子炉の運転を司る最重要装置です。燃料集合体の間に差し込んで核分裂を促進する中性子をキャッチする仕組みで、これを引きぬくと核分裂反応が増し、差し込むと反応が弱くなって最終的に止まります。

沸騰水型(BWR)ではこの制御棒を下から差し込むようになっている。駆動させる動力は水圧ですが、6号機は改良型で下部につけたスクリューをモーターで回転させ、ゆっくり上げ下げできる新機構も搭載しています。
しかしそこでトラブルが起こった。原因は多々、考えられます。新しい機構を取り入れた新たな制御棒の設計段階でミスが起きていた可能性もある。運転のためには最低限、原因究明と改善が必須です。
でも東電は原因究明もせずに引き抜いてしまった。だからそこに大きな欠陥がそのまま残っている可能性がある。運転中にまた制御棒が止まってしまうかもしれません。その場合、核暴走が起きてしまう可能性すらある。あまりに愚かで危険です。

分解点検報告だけで肝心の原因説明がない

この話、とても深みがありました。原子炉の設計に関わり、その責任感から現実を厳しく見ている後藤さんならではのお話しでした。とても重要です。ぜひお聞きください。
僕からはこれに加えて、東電がとんでもない不祥事を重ねてきたこと、実はこれに規制庁も関与していたこと。そんな東電に絶対に運転させてはならないし、規制庁―規制委員会の規制権限も認めてはいけないという点を加えてお話ししました。

なお後藤さんはこの点を含めて、同じ元設計者の小倉志郎さんと共に、新潟県花角知事への要望書を提出しています。今回もこれを手元においてお話しいただきました。以下に要望書のアップ先と紹介記事を示しておきます。

drive.google.com

柏崎刈羽原発6号機は問題点ありあり!後藤政志さんと小倉志郎さんが新潟県花角知事に要望書を提出されました  明日に向けて(2545)

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● 後藤さんも僕も13日にお話しします。16日には東京で院内集会もあります

さてみなさま。この動画の続きがあります。もっともっとおさえるべきことがある。それを後藤さんも僕も別のところでお話しします。ぜひ可能な企画にご参加ください。

まず後藤さん、12月13日午後に新潟県阿賀野市でお話しされます。午後2時から阿賀野市水原町公民館講堂にてです。
この情報を「ネズミ―」さんのXへの投稿からいただきました。以下に示しておきます。
12月13日 後藤政志講演 

 

僕は冒頭にも述べたように13日午前10時からにょきプロZoom企画、「柏崎刈羽原発再稼働問題を徹底分析!」でお話しします。講演後は参加者みんなで討論も行います。
なお北海道泊原発も再稼働されようとしているのでそのことも加えます。

12月13日 にょきプロ企画 守田敏也の講演とみんなでの討論

fb.me

さらに16日に後藤政志さんと小倉志郎さんが登壇される院内集会が開かれます。
12月16日 院内集会「柏崎刈羽原発をめぐる市民集会~原子力規制委員会・東電に聞く柏崎刈羽原発の現状~」
これについては原子力資料情報室の案内を転載します。
https://cnic.jp/63517 

cnic.jp

院内集会チラシ(表・裏)

みなさん。ぜひ可能な企画にご参加ください。
しっかり学んで、無謀な原発再稼働に待ったをかけましょう!

#柏崎刈羽原発 #再稼働反対 #後藤政志 #制御棒が引き抜けない #対米戦争 #東電の不祥事 #再稼働は無謀