明日に向けて

福島原発事故・・・ゆっくりと、長く、大量に続く放射能漏れの中で、私たちはいかに生きればよいのか。共に考えましょう。

【2025/12/16修正】青森地震が突き出した重大問題―後発巨大地震のリスクと六ヶ所再処理工場の危機。女川も止めるべき。再稼働などもってのほか!

守田です(20251216 17:00)  明日に向けて(2549) 12月12日投稿記事を修正

●【重要:記事を修正しました(2025年12月16日)】

12日に配信した初版記事において地震学的な誤りがありました。
AIツールで公式データを再検証し、以下を修正:

マグニチュード:M7.6 → M7.5
・エネルギー比:約178倍 → 約250倍
・記事の論理:「想定の過小評価」→「後発地震のリスク」

修正の詳細は記事末尾をご覧ください。核心的主張である「六ヶ所再処理工場の危険性」は変わりません。

(なお12日に投稿したFacebook記事をたくさんの方がシェアしてくださいました。そのみなさんに訂正記事をお届けするため、元の記事を修正上書きさせていただきます)

守田講演スライド(修正版)より 以下も同じ

日本海溝地震と千島海溝地震の政府による予測

日本政府は日本海溝と千島海溝周辺で起こる「海溝型地震」における被害想定を、2021年12月21日に発表し、その後2022年3月に最終報告を出しています。

内閣府防災情報のページからこれを示します。

日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の解説ページ : 防災情報のページ - 内閣府

「冬の夜なら被害最悪 日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震」 日経新聞 2021年12月21日

www.nikkei.com

重要なのはその時にマグニチュード(M)が東日本大震災を上回る9.1と想定され、各地域の揺れの中で最大のものが震度6強とされたこと。
具体的には青森県八戸市三沢市六ヶ所村、そして岩手県釜石市宮城県気仙沼市などが震度6強になると予測されました。宮城県女川町は震度5強です。

八戸市六ヶ所村釜石市などが震度6強になると予測

データを示しておきます。

https://www.bousai.go.jp/jishin/nihonkaiko_chishima/model/pdf/hokoku_shichoson.pdf

僕は2021年当時、これを見ただけで震撼しました。
再処理工場がある六ヶ所村が、最も激しい揺れに襲われると想定されていたからです。


● 青森地震が突き出した六ヶ所再処理工場などの危機(訂正とお詫びを含みます)

ところが今回の青森地震八戸市震度6強を実測しました。「あれっ?」と思いました。予測されていた最大震度と同じだったからです。それで調べてみておそろしいことが見えてきました。
というのは今回の青森地震はM7.5でした。マグニチュードはわずかにあがるだけでエネルギー量は何倍にもなる。0.2上がると約2倍、1上がると32倍、1.6上がると約250倍となります。
政府の予測のM9.1を今回のM7.5と比較すると1.6違うので、約250倍もの開きがあることが分かりました。

当初、僕はこの事実をもって「内閣府の想定が過小評価である」と結論づけました。しかし、これは地震学的に誤った解釈を含んでいたので訂正させていただきます。

誤っていたのは、海溝地震が今回の震源地(深さ54km)でも起きうると考えてしまったこと。そこでM9.1の海溝型地震が発生する可能性があると捉えたことです。
正しくは海溝地震が起きるのは、海の中のプレート境界上です。したがって今回の震源地よりずっと沖合で生じます。今回の地震はプレート内地震(太平洋プレート内部、深さ54km)であって海溝地震ではないのです。

マグニチュード地震のエネルギーをさします。これに対して震度はその地点の揺れで、震源地からの距離などによって大きな違いが出ます。
今回の地震で大きな揺れが観測されたのは、震源が比較的陸地に近かったためです。このため今回の地震がただちに現在の政府の予測が過小評価であることを意味してはいません。この誤解について、読者のみなさんに深くお詫び申し上げます。

真の危機は次の点にあります。今回の地震が引き金になって、沖合のプレート境界でM9.1クラスの巨大地震が発生することがありうることです。その際の地震のエネルギーは、今回の250倍もあります。
今回の地震を受けて、気象庁は運用開始以来初めて「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しました(12月9日発表、12月16日解除)。

これは、M7クラスの地震発生後、1週間以内にM8-9クラスの巨大地震が発生する確率が、平常時の0.1%から約1%へと10倍に高まることを意味していました。

過去には、M7クラスの地震の後に巨大地震が発生した事例があります:
・2011年:M7.3の前震 → 2日後にM9.0(東日本大震災) ・1963年:M7.0 → 18時間後にM8.5(択捉島南東沖)

1週間の注意期間は過ぎましたが、巨大地震発生のリスクがなくなったわけではありません。私たちは引き続きこの巨大地震に備えなくてはなりません。

日本経済新聞 2021年12月21日

六ヶ所再処理工場が危ない!女川原発も止めるべきだ!再稼働は論外!

この日本海溝地震で何より恐ろしいのは、六ヶ所再処理工場が、予測されている震度の中で一番大きな揺れとされている震度6強地震に襲われる可能性があることです。
今回の六ヶ所村の揺れは震度5弱でしたが、それでも再処理工場の核燃料プールから650リットルの放射能汚染水が漏れ出しました。ここが日本海溝地震に襲われることを考えると本当に恐ろしい。


この工場には、2006年から2013年の試験運転で発生した極めて高濃度の放射性廃液が227㎥(22.7万リットル、ドラム缶1050本分)が貯蔵されています。この「死の液体」は、人が近づくと数十秒で死亡するほどの猛烈な放射線を放っています。
さらに恐ろしいのは、冷却が止まれば約24時間で沸騰し(15年冷却の場合。冷却期間が短ければさらに早い)、その後温度が上昇し続けると化学爆発を起こす危険性があります。
このため貯蔵タンクが破損して放射能が飛び出してしまったら、福島原発事故を遥かにしのぐ大惨事になります。放射性セシウムだけに限っても、福島原発事故で放出された量の35倍があります。

ここにはさらに使用済み核燃料が約3000トン貯蔵されていて、巨大なプールの中に沈められています。今回、汚染水が漏れたのもこのプールです。
このように再処理工場には、膨大な量の放射性物質が集積されていてとんでもなく危ないのです!

日本だけではなくて東アジアの危機です。いや被害が発生すれば地球規模で広がってしまいます。
何としても止めなくてはいけません。一刻も早く安全な状態に移さねば。すべてに優先して進めるべきことです。(これは前回と全く変わらぬ結論です)

みなさん。私たちのと未来の命を守るために、日本を、アジアを、世界を守るために、このことを広めてください。

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末尾に記事の修正履歴と経緯を記しておきます。

■ 2025年12月16日:記事を大幅修正

(修正理由)
本記事はGenspark AIとの協働で作成しましたが、地震学的な理解に誤りがありました。
その後、AIツールを用いて気象庁内閣府地震調査研究推進本部などの公式データを再検証した結果、以下の誤りを発見しました。

(主な修正点)
1. マグニチュード:M7.6→M7.5(気象庁公式暫定値)
   出典:地震調査研究推進本部

http:// https://www.jishin.go.jp/main/oshirase/20251208_off_aomori.html

2. エネルギー比:約178倍→約250倍
   (M9.1とM7.5の比較、計算式:10^(1.5×1.6)≒251倍)

3. 震源の理解を明確化:
   ・今回の地震:プレート内地震(深さ54km)
   ・想定M9.1:プレート境界型(深さ10-30km、沖合60-100km以上)
   出典:内閣府防災「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震

4. 記事の論理構成:
   誤)「想定が過小評価されている」
   正)「今回の地震が引き金となってM9.1巨大地震が発生する可能性(後発地震のリスク)」

(検証に使用した公式資料)
気象庁:令和7年12月8日青森県東方沖の地震について(第8報)
内閣府日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震モデル検討報告書
地震調査研究推進本部:2025年12月8日青森県東方沖の地震評価

(変わらない核心)
六ヶ所再処理工場が極めて危険な状況にあることは変わりません。
むしろ、気象庁が運用開始以来初めて発表した「北海道・三陸沖後発地震注意情報」により、M8-9クラスの巨大地震発生リスクが平常時の約10倍に高まっていることが公式に確認されています。

今回の地震でも六ヶ所再処理工場では使用済み核燃料プールから汚染水650リットルが漏洩しました。
もしM9.1の巨大地震が発生すれば、壊滅的な放射能災害につながる危険性があります。

■ 2025年12月12日:初版公開


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